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問1  人間の認識できる色は、約40万色といわれている。
答え  いいえ。

人間は、数百万から、1000万色の色を見分けられるといわれています。
ちなみにコンピュータは、True Color(24ビット)の設定で、約1680万色表示できるのですでに人間の分解能を超えています。

問2  色は、広い面積になると薄く見える傾向にある。
答え はい。

色は色の面積が広いほど一般に薄く見えます。
よく、建物の塗り替えなどで、あらかじめ決めておいた色を実際に塗ってみるとイメージが違うのは、これもひとつの原因です。


問3  鳥は、赤、緑、青の他に鳥紫といわれる紫色を感じる器官を持つため、
人間より、すぐれた色覚をもっているのではないかといわれている。
答え はい。

光の3原色が赤と緑と青なのは、単に人間がこの3つの色の強さの組み合わせで色を感じているからに他なりません。鳥は、これに加えて紫の4つの色の組み合わせで色を感じているのでもしかしたら、鳥のほうが精度の高い色感があるのではないかという説があります。
ミツバチは、赤色に関しては、色盲ですが、紫外線を見ることができます。
花や花粉は、強烈な紫外線を反射しているのでミツバチには花畑の中でひときわ浮き上がって見えます。
花の美しさは、人間の為にあるのではなく、多分、花粉をめしべに運んでくれる虫たちのためにあるのでしょう。
人間が感じている花の美しさは、単なる残り香のようなものなのかもしれません。

問4  赤色の補色は、青色である。
答え いいえ。

赤色の補色は、青緑色です。ちなみに青の補色はだいだい(オレンジ色)です。
赤色を見たときに人間の頭の中で補色である、青緑色の刺激がつくりだされます。
ある色をしばらく見ていると、視神経が疲労して麻痺してくるのでまったく違った刺激を作り出して、これを中和するのではないかといわれています。

問5  塗料の色の調色は、一般に加法混色といわれるものである。
答え いいえ。

加法混色は、色光のように混色してできた色の明度がもとの色より高くなるような混色の事です。
塗料や絵の具の混色は、混ぜれば混ぜるほど暗くにごってくるのでこのような混色は、減法混色といいます。
塗料をまぜあわせることによって、もとより鮮やかな色をつくりだすことは不可能です。

問6  赤色は、青色より波長が長い。
答え はい。

赤色は、可視光線のなかでもっとも波長が長いです。それより波長が長いのは、赤外線、さらに長いのが電波です。紫は波長が一番短い色ですが、それより短くなると紫外線、さらに短いのがX線、そしてγ線と続きます。

問7  マンセルは、色を、色相、明度、彩度の3属性によって整理した表色法であるが、色相は、24に分けられている。
答え いいえ。

美術教師マンセルは、色相を100に分けました。つまりマンセルによれば虹の色は7色ではなく、100色であるということです。ちなみに昔のマッキントッシュのコンピュータのリンゴのロゴマークの虹の色は5色です。
(虹は赤から紫へと途切れなく変化していくので、本当の虹の色の数は、人間の虹の色の分解能力限界の数ということでしょうか。)
日本色研は、この虹の色を24に分けました。
マンセルでは、明度は11、彩度は14に分けられています。
       
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