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従来、合成樹脂調合ペイント(OP)は、乾燥過程で、ホルムアルデヒドを発生するので拡散等級F☆☆☆☆は
無理だといわれていた。
(酸化重合反応のときに、微量のホルムアルデヒドがでる。台所にあるてんぷら油なんかもほおっておくと、酸化するのでホルムアルデヒドがでます。なんか、この量ってたいしたことない気がするなぁ。)
しかし!!関西ペイントのパワーホルスを皮切りに各社OPのフォースター品が登場。
でも、弱溶剤1液ウレタン塗料はフォースターだし、耐光性もよいし、乾燥も速いし、もしフォースターをもとめるなら、OPのかわりにウレタン塗料をつかえばいいんでないの?
フォースターのOPの存在意義って??
....やっぱり塗装仕様を変えたがらない役所対応のためか。
ここで各社のフォースターOPの比較をしてみる。
関西ペイント | 大日本塗料 | 日本ペイント | |||||
パワーホルス(F4) | タイコーペイントフォースター | Hi-CRエコスター | |||||
JIS規格 | JIS K 5516 2種 | JIS K 5516 1種 | JIS K 5516 1種 | ||||
回収ペット使用 | 使用している | 使用していない | 使用している | ||||
回収植物油使用 | 使用している | 使用している | 使用している | ||||
防錆力 | JIS K 5625程度 | JIS K 5621程度 | 記載なし | ||||
重金属 | 含まない | 含まない | 含まない | ||||
乾燥時間 | 4時間(23℃) | 16時間(23℃) | 16時間(23℃) | ||||
価格 | 高い | 普通 | 普通 | ||||
比べてみると、関西ペイントだけが乾燥時間が早く、高い防錆力(さび止め効果)をもっているようだ。
これは、関西ペイントだけがウレタンアルキド樹脂を使っているためとおもわれる。
値段もウレタン塗料に近い。
(うーん、ますますウレタン塗料でよい気がしてくる。)
大日本塗料と日本ペイントはよく似ているが、日本ペイントの方はリサイクルPETを樹脂に使っているようだ。
関西ペイントもリサイクルPETを使っている。
リサイクルPETの樹脂は関西ペイントと日本ペイントの共同開発だから当然か。